Published On: Mon, Oct 3rd, 2016

悪評の掲載されたページの削除や検索エンジンからの隠蔽を狙った「ニセの訴訟」が行われている

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「あのお店はおいしい」「この品は買うべき」など、世の中にはいろいろな口コミ情報が溢れています。その情報は、必ずしもいいものばかりではなく、悪いサービス・ひどい商品にまつわるものもあったりします。こうした情報は一度ネットに出回ると消すことは難しいため、情報を氾濫させてその中に隠蔽してしまう逆SEOを行う業者も存在しますが、アメリカではページを削除させたり、検索エンジンのインデックスから消すことを狙った「ニセの訴訟」が行われているそうです。

Dozens of suspicious court cases, with missing defendants, aim at getting web pages taken down or deindexed – The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/volokh-conspiracy/wp/2016/10/10/dozens-of-suspicious-court-cases-with-missing-defendants-aim-at-getting-web-pages-taken-down-or-deindexed/


ワシントン・ポストによると「疑惑の訴訟」は25件ほど存在。いずれの裁判も、悪評をなんとかしたい人物が原告となって誰かを訴え、被告は禁止命令に同意する、という形で終わっています。原告の背後には共通の組織がいると考えられていて、被告に関しては15件で住所が判明しているものの、私立探偵が調査を行っても被告を見つけることはできなかったそうです。

そもそも、でっち上げられた被告から賠償金を得ることはできません。それでも裁判を行う理由には、たとえばGoogleの運営するサイトからの情報削除や、インデックスからの削除は正面から申し立てを行っても受理される可能性が極めて低いのに対して、「あの情報は中傷的である」という裁判所命令を持っていけば、すぐに処理が行われることを利用するためです。

A suspicious strategy in alleged online libel cases? [UPDATE: Ostensible plaintiff now says case was filed without his knowledge or permission] – The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/volokh-conspiracy/wp/2016/08/19/a-suspicious-strategy-in-alleged-online-libel-cases/

Georgia Dentist Mitul Patel Takes Phony Litigation Scheme to New Extremes Trying to Suppress Criticism (CL&P Blog)
http://pubcit.typepad.com/clpblog/2016/08/georgia-dentist-mitul-patel-takes-phony-litigation-scheme-to-new-extremes-as-a-way-of-suppressing-cr.html

事例の1つは、ジョージア州在住のマシュー・チャン氏が歯科医のミツル・パテール氏に関して、レビューサイトのYelpなどでネガティブなレビューを投稿していたというもの。Yelpへのレビュー投稿から数ヶ月後、チャン氏のもとにYelp運営から「あなたの投稿したコメントは中傷的であると裁判所が判断して、削除命令が出ました」という知らせが届きました。

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